『東京ヘテロトピア』
東京にいながら”アジア”を旅する、観光アプリケーション
地図に従い辿り着く目的地は、劇場、宗教施設、難民収容施設跡地、留学生寮、墓、エスニックレストラン、動物園…。そこで聞こえてくるのはその場所でありえたかも知れない物語です。
『東京ヘテロトピア』は、東京の中の"アジア”を旅する観光アプリケーションです。ツアー参加者は、このアプリで自分の興味がある場所を見つけて、自分の都合に合わせて、行きたい場所に行くことができます。
訪問地に着くと、物語の朗読を聴くことができます。それは、留学生や移民、難民として東京を訪れたアジアの人々についてのリサーチ成果を受け、管啓次郎をはじめとする作家たちがそれぞれに応答した物語です。
「ヘテロトピア」とは哲学者ミシェル・フーコーの言葉で、現実に存在しないユートピアとは異なり、現実に存在する絶対的に「他なる場所」のことを言います。未知のアジア、そして「現実の中の異郷=ヘテロトピア」としての東京をお楽しみください。
アプリを立ち上げると、『東京ヘテロトピア』の全体マップが表示されます。
アクセス・マップを利用して訪問地に到着すると、物語の朗読音声が再生できるようになります。そのあとはいつどこでも、その物語の朗読を聴くことができます。訪問地は2020年まで増え続けます。
2013年の「フェスティバル/トーキョー13」で発表され、その後も継続しているPort Bのプロジェクト『東京ヘテロトピア』。13年の初演時はガイドブックとラジオを手に、ツアー参加者は「東京の中のアジア」13カ所を自由に旅しました。2014年にはスマートフォン・アプリを開発。新たな作家も加わり、現在も訪問地の数を増やし続けています。物語はPort観光リサーチセンターのリサーチから生まれ、物語の朗読は、多くの場合、日本語を母語としない語り手によってなされます。見慣れたはずの「トーキョー」を異国のように「旅」するうちに、作品は無数の偶然を招き入れ、参加者は自分だけの出会いを重ねることになります。
【動作環境】
※iOS9.3以降。iPhone 6, 7 対応。(バックグラウンドでの通知機能はiOS10以降のみで作動します。)
※iOS 10に伴う不具合について
当アプリをインストール済みのiOS 9以前の端末をiOS 10にアップデートすると、アプリの起動ができなくなる場合があります。起動できなくなった場合は、一度アプリをアンインストールし、App Storeから再インストールしてください。(訪問済みのヘテロトピアは再インストール後も引き継がれます。)
【位置情報に関して】
仕様上、位置情報を取得しますが、アプリ外に現在の位置情報が送信されることはありません。アプリ内でのみ現在の位置情報は利用されます。位置情報の精度向上のために「Wi-Fi」をONにしてください。(Wi-Fiに接続していなくても位置情報の精度が向上します。)
アプリがバックグラウンドの間の位置情報の取得は大半を「ジオフェンス」により行い、バッテリーをあまり消費しないよう設計されています。
【サポート連絡先】
フィードバック・改善のご要望・アプリのご感想等がございましたら[email protected]までご意見をお送りください。いただいたご意見は今後のアップデートの参考にさせていただきます。
【サポートサイト】
http://www.portb.net/App